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ブログ内でお店の宣伝をするとき、地図をWebページ上に載せたくなるときがあります。
今回の方法を用いることで、手軽にWebページに地図を表示させることができます。
実際にやってみた
以下のHTMLをWebページに記載するだけです。
地図データはオープンデータベースの「Open Street Map」を使用しています
<link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/openlayers/4.6.5/ol.css" integrity="sha256-rQq4Fxpq3LlPQ8yP11i6Z2lAo82b6ACDgd35CKyNEBw=" crossorigin="anonymous"> <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/openlayers/4.6.5/ol.js" integrity="sha256-77IKwU93jwIX7zmgEBfYGHcmeO0Fx2MoWB/ooh9QkBA=" crossorigin="anonymous"></script> <div id="map" style="width:200px; height:300px"></div> <script> // 表示位置 var tottori = ol.proj.fromLonLat([134.227352, 35.539909]); var view = new ol.View({ center: tottori, zoom: 13 }); // マーカーの配置 var marker = new ol.Feature(new ol.geom.Point(tottori)); var markerStyle = new ol.style.Style({ image: new ol.style.Icon ({ anchor: [0.5, 46], anchorXUnits: 'fraction', anchorYUnits: 'pixels', opacity: 0.95, src: 'https://openlayers.org/en/latest/examples/data/icon.png' }), stroke: new ol.style.Stroke({ width: 3, color: [255, 0, 0, 1] }), fill: new ol.style.Fill({ color: [0, 0, 255, 0.6] }) }); marker.setStyle(markerStyle); // 地図の初期化 var map = new ol.Map({ target: 'map', layers: [ new ol.layer.Tile({ preload: 4, source: new ol.source.OSM() }), new ol.layer.Vector({ source: new ol.source.Vector({ features: [marker] }) }) ], loadTilesWhileAnimating: true, view: view }); </script>
上記のソースを実行した結果が以下になります。
地図を表示した上で、鳥取砂丘にマーカーを配置しています。
解説
6行目、7行目でOpenLayersのjavascriptファイルをWeb上から取得しています。
つまり、本ソースコードはインターネットが使用できない場所では利用できません。
10行目のdivタグがOpenLayersが地図を構築する基準のタグとなります。id属性は41行目のtargetと合わせる必要があります。
style=”width:200px; height:300px” とすることで、画面上での地図の大きさを設定できます。
13~17行目で初期表示位置とズームの設定を行っています。
fromLonLat([経度, 緯度])で任意の場所に合わせることができます。
20~37行目で、鳥取砂丘の地点にマーカーを配置しています。
OpenLayersではマーカー以外にも「円」「線」「矩形」「多角形」といった図形を地図上に配置できます。
40~55行目で地図の初期化を行っています。
初期表示位置やマーカーとの関連付けも本処理内で行っております。
まとめ
本記事では手っ取り早く地図を表示する方法を解説いたしました。
OpenLayersは少量のHTMLを記述するだけで、Webページ上に地図を載せることができるjavascriptライブラリです。
単純に地図を表示するだけでなく、マーカー等の図形を地図上に配置することが可能です。
OpenLayersは非常に高機能なライブラリであるため、この他にも地図に関連した役立つ機能が搭載されています。
次回以降の投稿で詳しく解説させていただきます。
OpenLayersについての別記事もぜひご覧ください!
①図形を描画する(マーカー、線、円、多角形)
②テキストを書き込む(矩形)
③フリーハンドで書き込む
④矢印で強調する
⑤固定画像を配置する
⑥図形を選択する
⑦図形を移動させる
⑧固定画像の移動
⑨図形を変形させる
⑩長方形を変形させる
⑪図形を複数選択する
⑫図形をJSON形式で保存&読込
⑬図形を削除する
⑭線のスタイルを設定する
⑮図形の色を設定する
【入門】地図を表示させる方法
ボタンを配置する方法
ミニマップを表示する方法
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